最近、コゲラさんをよく見かけます。哲学堂公園で、何羽も遭遇しました。
日本でもっとも小さなキツツキ・コゲラ
以前にも紹介した日本最小のキツツキ・コゲラですが、1月後半になって、遭遇する確率が増えています。
キツツキというと、森の奥深くでないと出会えなさそうなイメージがありますが、コゲラさんは、都市公園や、その近くの街路樹でも遭遇できます。都市部でキツツキを観察するのは、世界的には難しいようですが、コゲラさんのお陰で、東京では容易です。
スズメ大の小さな鳥ですが、羽の模様が白黒のジグザグ縞模様と独特なため、目立ちます。
木の幹の上で、餌を探して、せわしなく動き回っていることが多いです。
餌となる虫を探すために、木の幹をつつく
傷んだ幹をつついて、餌となる虫を探している様子を動画で撮影しました。
※動画の冒頭にドラミングのような音が入っていますが、これはカメラの動作音です。紛らわしくて、すみません。
コゲラさんは、木の皮を食べているわけではなく、幹の中に潜んでいる虫を探しています。
次の写真では、幹の穴の上あたり(1枚目/木くずが飛んでいる)をつついてから、幹の穴にくちばしを突っ込んでいます(2枚目)。最初のつつきで驚いて動き出した虫を捕まえようとしているのでしょうか。
ギイーギイーと可愛げのない声で地鳴きする
新宿御苑でもコゲラさんを見かけました。コゲラさんの鳴き声とは知らなかったのですが、ギイーギイーという地鳴きが聞こえたので、「この可愛いげのない声の主は誰だろう?」と近づいたところ、コゲラでした。
次の動画の0:00:02、0:00:10、0:00:16のところのギイーという鳴き声がコゲラさんの地鳴きです。
この鳴き声が聞こえたら、コゲラさんを探してみてください。木の幹をせわしなく動き回っている小さなキツツキを見つけることができると思います。
DATA
種名 | 分類 | 渡り区分 |
---|---|---|
コゲラ | キツツキ目キツツキ科アカゲラ属 | 留鳥 |