冬のおとめ山公園(1)

おとめ山公園は、新宿区下落合にある自然豊かな区立公園です。公園の中心部分には、雑木林や、湧き水によってできた池があり、野鳥観察に適しています。

お腹が茶色のカラ類・ヤマガラ

小鳥の群れの中にお腹が茶色のヤマガラを見つけた(おとめ山公園。2020/01撮影)

おとめ山公園のあたりは、江戸時代の頃は将軍家の狩猟場だったため、立ち入り禁止の「御留山」と呼ばれていました。高田馬場駅から徒歩7分の場所ながら、往時の雰囲気を偲ばせる鬱蒼とした林があり、市街地とは異なる種類の野鳥にも出会えます。

林の中で、小鳥の群れに遭遇しました。その中に、お腹がオレンジがかった茶色の小鳥がいました。森林を好むヤマガラです。山地だけでなく、平地や都市公園の林でも見かけます。

ヤマガラの後頭部には白線の模様がある(おとめ山公園。2020/01撮影)

ヤマガラの頭は、少しクリームがかった白と黒の2色で、頭のてっぺんから後頭部にかけて白線の模様があります。

DATA
種名 分類 渡り区分
ヤマガラ スズメ目シジュウカラ科コガラ属 留鳥・漂鳥

林の中から街路樹まで、生息域が広いシジュウカラ

ヤマガラと混群を作っていたシジュウカラ(おとめ山公園。2020/01撮影)

ヤマガラがいた小鳥の群れは混群で、他にシジュウカラやメジロもいました。ヤマガラ(腹が茶色)とシジュウカラ(腹に黒線)は、色合いが違うものの、大きさも雰囲気もそっくりの近縁種(カラ類)です。一方、生息域は異なり、シジュウカラは、林の中だけでなく、住宅地の植木や街路樹にも現れます。

DATA
種名 分類 渡り区分
シジュウカラ スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属 留鳥

おなじみのメジロにも多数遭遇

混群にはメジロも参加(おとめ山公園。2020/01撮影)

おとめ山公園の林には、メジロも多数いました。シジュウカラと同様、メジロも生息域が広い野鳥です。メジロだけの群れのほか、ヤマガラ/シジュウカラと混群になっているものもいました。

DATA
種名 分類 渡り区分
メジロ スズメ目メジロ科メジロ属 留鳥・漂鳥

コワモテの冬鳥・シメ

目の周りが黒く、くちばしが太いシメ(おとめ山公園。2020/01撮影)

落葉樹の高い枝の上には、シメがいました。くちばしが太い上に、目の周りが黒いため、かなりの強面(こわもて)です。体もずんぐりしていて、貫禄があります。
シメは、夏季は、ロシアや中国、北海道などで繁殖し、冬季にやってきます。太いくちばしのおかげで、固い種子の殻を割り、中身を食べることができます。

DATA
種名 分類 渡り区分
シメ スズメ目アトリ科シメ属 渡り鳥(冬鳥)
「冬のおとめ山公園(2)」に続く
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